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先輩の声

みんなが満足できる
達成感を求めて

工事部 藤野 敬博

使命感

2017年9月、東洋大の桐生祥秀が選手男子100mで10秒の壁を打ち破り、9.98の日本新記録をマークした。
夢舞台となった福井県陸上競技場は、ある男の使命感により作りあげられた。
辻広組工事部、藤野敬博。
入社して20年近く、工事に従事し、研さんを積んできた。「今回の大規模改修は、国体のステージを作ること。恥ずかしい仕上げは許されない」。
レーンの下の電気配管の影響が出ないようにするために、熟練の技に寄る緻密な施工が必要となった。コース表面のウレタン部分を3mm削ってのコーティングは簡単ではなかった。「微調整が必要で、舗装した後に水をまいて、溜まったところをさらに直すが、勾配が取れなくなることもあるので、丁寧な仕事が必要だった」。

きっかけは漠然

高校在学に志望したのは他業種。この世界も教師からの勧めで入ることになったのだが、「何でもいいから仕事をしなくてはならない、その思いの方が強かった。会社の名前も知らなければ、建設業界に興味もなかった」と振り返る。
「仕事の内容についても現場で道を作るのだと思っていたら、施工管理の方。何も分からなかったけど、たくさんの人が色々なことを教えてくれ、その思いに答えたいと思いながらやってきたような気がする。そして気づいたら20年」。漠然としたきっかけの中からでも、職務に忠実に、自ら前向きに取り組むことにより、仕事をする意味や意義について、考え続け、開拓し答えを探してきた。

達成感

「実際仕事をしてみると、体力的・精神的両面で思っていた以上に大変で、学生だった自分の認識の甘さを感じた。仕事に行きたくないと思ったことも何度もあった。でも、現場が終わったとき、厳しかった下請けさん達と『やっと終わったな』と笑いあえたとき、達成感を強く感じた」と語る。
「その後もつらい現場は何度もあった。予算の面で厳しい面や、自分の力不足で現場がしっかりと動かなかった時もある。辞めようと思ったとき、支えてくれた人のおかげ。
一緒に乗り越えて、また達成感を感じられる。仕事をするうえで、大きな喜び」。もしかすると、それこそが「なぜ仕事をするのか」という命題の答えなのではないか。

プライベート

体を動かすことが昔から好きだった。得意なマラソンに人生を重ねる「やったらやった分だけタイムに返ってくる。仕事でも苦労した分知識と経験値が増えるし、努力したらその分だけいいものが出来るはず」と力を込める。
そんな彼も家に帰ると子煩悩な2児の父。「どれだけしんどくても、うちに帰って子供の顔を見ると疲れも吹き飛ぶし、明日も頑張れる。家庭を持ち、『縁』の不思議さ、大切さがわかった気がする」。
趣味は波乗り。「中々簡単にはいかないが、いい波を捕まえられた時の感動はすごい。面白さはやってみないとわからない。仕事と同じだね(笑)」

プロフェッショナルとは「感謝の気持ちを忘れず結果に結びつける」

施工管理においては段取りがなによりも大切。発注者の要望を完璧に満たそうと思うと、予算や工期がより必要となる場合があり、下請けに負担がかかる。工期通り、予算通りに工事を進めるには、日頃から現場の状況を的確に判断し、効果的な段取りを取らなくてはならない。
「予定通りに事が済めば、必要な利益は必ず出てくる。携わる人たちを全員満足させられる仕事こそ理想。自分を助けてくれる人たちへの感謝の気持ちを常に忘れてはならないし、それに報いるために、しっかりと結果に結びつけることが目標」。
今回の大偉業を陰で支えた功労者の一人だが、それに甘んじることなく、より高みへと、その双眼は前を見据え続ける。