既設路面対応型凍結抑制工法

概 要

「ツジ・グリップR」は、一般的には、既設または新設のアスファルト舗装面上に、バインダーとして弾力性を有したエポキシ系樹脂を薄く均一に塗布し、その上に無機粉体を廃タイヤゴムチップに特殊コーティングした弾性骨材と、すべり止め効果に付与する硬質骨材を混合したものを、路面に固着させる工法です。
舗装表面に突出したゴム粒子により、凍結時に生成される氷結層が通行車両の荷重で割れやすくなるといった路面凍結に対する抑制効果を維持することを目的としています。
更に、トップコートを必要に応じて使用することにより、耐久性が期待できます。

特 長

◆施工方法が従来のニート工法と同様で、比較的簡単であり、長時間の養生を必要としません。
◆凍結抑制効果が長時間にわたって維持されます。
◆グレーダー等による除雪作業での圧雪・氷盤の剥ぎ取りが容易です。
◆車両の走行騒音の低減が図れます。

摘要場所

・路面状況の変化が著しい箇所 (トンネル/スノージットの出入口)
・車両の減速、停止が要求される箇所 (急カーブ/坂道/踏切手前)
・凍結防止剤の散布を低減させたい箇所や散布が困難な箇所
・山間部の日陰や橋梁の表層